みなさんこんにちは。夢は生涯自転車旅人のTakaです。
今まで、北米、南米、ヨーロッパを自転車で走りました。
この記事は2、3分で読めます。
自転車でオーストラリアを旅した出来事を細かく綴っています
ようこそ!!自転車でオーストラリアを旅しようとしているあなた!!
僕は、あなたが挑戦しようとしている自転車で世界を旅するということを全力で応援します!!
僕は自転車でこんな感じで、旅をしました!!だいたい17,000㎞、7カ月と少し走りました。
スタート地点はケアンズ、ゴール地点はブリスベンです。
ワーキングホリデービザを使っての滞在でしたので、残りの4カ月ちょっとは、ボランティアや労働のための時間に費やしました!
この経験を活かして、これからオーストラリアを旅をしようと計画しているあなたに、
オーストラリアの雨季っていつ?夏とかめちゃくちゃ暑いよね?冬はどのルート?という問いに答えていきますので、ぜひ最後までご覧になってください!!
夏は南下、冬は北上
これを合言葉にオーストラリアを縦横無尽に駆け巡りましょう!…ってなんらこっちゃって話ですよね(笑)
下の画像から説明させていただきます。
オーストラリアを半分にして、「冬の時期は北寄りで過ごして、夏の時は南寄りで過ごす」これが、オーストラリアで旅するベストな時期になります。
オーストラリアの国土面積は7,688,000 km²で日本の約20倍になります。大変、巨大な国です。国というより大陸という表現が近いと思います。
その大きさゆえに、雨季が北と南で分かれていて、上手くルートを模索しないと、筆者みたいに何回も雨季と衝突することになってしまいます。(笑)
そして、気温や気候はというと
寒い地域では冬になれば雪も降りますし、氷点下まで下がることもあります。
逆に夏は、暑い所では45℃ほど上昇します。
冬は頑張れば耐えれる気温ではありますが、夏は本当に暑い日は、命の危険にかかわります。
多くの人は40℃の炎天下の中、自転車で旅するクレイジーな方ではないと思いますので(筆者は除くw)、十分に気温と気候を理解して、準備をする必要性があります。
僕が悪い例ではありますので、これを参考にどのルートが良いかみなさんにお伝えしていきたいと思います!
北側の気候、気温(夏)
北側の地域では、11月~3月辺りが雨季と言われています。
そして、南半球の夏は、もちろん北半球が冬の時期ですから、11月~3月辺りですね。
北側のオーストラリアの地域では、夏が雨季になります。
夏が好きな方は多いと思います。
「夏のオーストラリアを満喫できないの?」、「森林浴や日光浴は?」と疑問があるかもしれませんが、安心してください!
北側の夏のオーストラリアは地獄と化します(笑)
オーストラリア人でさえ、北側のオーストラリアの夏は「耐え凌ぐ時期」と言っているほどです。
理由は3つほどありまして
- 気温
- 湿度
- 雨
になります。
気温
気温は大体どの地域も35℃~37℃は平気で行くと思います。
暑いときは42℃まであがります。
僕が写真で残すことができたのはこの一枚しかないのですが、40℃いっていますね。
40℃ともなると、身の危険を感じました。37℃とかは日本でも稀に経験することはあるかもしれませんが、40の大台は異次元です。殺傷能力があります。本当に気を付けてください。
- 風が吹くけども熱波となり、脱水症状の危機。
- 肌の露出は日焼けではなく、火傷。
- 気温が高すぎて、熱中症の危機。
危険なので、クレイジーな方以外は真似はしないでください。
湿度
湿度もめちゃくちゃ高いです。
オーストラリアを初めての上陸したのが2022年12月23日、Cairnsという場所でした。
初めてのオーストラリアどんな感じなんだろうと期待して、入国して外に出てみると…湿度が日本の夏とほぼ変わらないことにめちゃくちゃ驚きました。蒸し蒸し蒸し蒸ししていて、ぬるっと体に纏わりつく感覚。
初のオーストラリアだったのですが、若干萎えました(笑)
そして、あまりの気温の高さ、湿度の高さに食材があっという間に腐ります。
前日に購入したのですが、驚くスピードで腐ります。
水分が含む食材の持ち運びには十分に注意しましょう。僕は食材が底をつきかけていたので、多少削って食べました。(笑)
雨
雨季は時折降る感じですし、局地的豪雨、スコールのような雨が降ります。
僕が初めてウキウキで上陸したときの天気予報ですが…
こんな感じでした。そりゃ萎えますって!(笑)
しかも、よく見れば全部に雷マークあるじゃん!!(笑)
走っているとこんな感じのスコールのような大雨が降ります。
こんな天気は、北側のオーストラリアではよく見る光景にあります。
そして、オーストラリアと日本の違いの一つとして、街から街までの距離が平気で200㎞とかあります。その間雨宿りできるスポットなど、ほとんどの確率で出てきません。そのため、雨具は必須アイテムになります。
この3つから、北側のオーストラリアの夏を自転車で旅をするということは、厳しい戦いになるということを念頭に置いておいてください。
「雨が降ってるくらいだったら、別に余裕だわ!」という方がいらっしゃると思います。
なぜなら、僕もその一人だからです。なので、次の章でなぜ避けるべきかをお伝えしたいと思います。
冠水、洪水被害
オーストラリアを走行したことのある人なら、「Floodway」という標識を見掛けることがあると思います。
「Floodway」,「 flooding」これは冠水、洪水被害注意という標識になっています。
オーストラリアの瞬間最大雨量は、みなさんの考えや想像をはるかに超えていきます。
そして、追い打ちをかけるようにその雨は長く続く日も多々あり、道路が封鎖されるなんてことは、しばしばあります。
行きたい所、観光スポットがあったとしても通行止めでいけないこともあります。
それだけなら、まだましです!、最悪の場合、通行止めに挟まれて立ち往生なんてケースもあります。
そして、ようやく通行止め解除となり、走行できたとしてもこんな光景が待っています。
水深40㎝の冠水被害です。膝まで浸かっていますし、僕のパニアバッグ(サイドバック)の下部が思いっきり浸かっているのが見て取れます。
正直言って、「よくこんな通行止め解除をしたな」と思いました。
その結果、1台の車がこの冠水被害を通ろうとして、川の真ん中で故障しました。
緊急用のトラックがきて牽引していきました。
自転車で良かったと心底ほっとしました。し、倒れなくて良かったなんて思いました。
「だとしても1箇所だけで、たまたまでしょ?」と、まだ信じきれない方、下の画像をご覧ください。
青が注意、黄色が危険、赤が通行止めです。
はい。その通り、どこもかしこもです…
僕は右側の画像の「Lawn Hill」に行きたかったのですが、断念しました。
しかも、この待っている間、僕は1ヶ月間ボランティアとして同じ場所(Nelia)に滞在をしていました。
通行止めが解除されるのを待っていましたが、1ヶ月待っても解除されることはなく、あえなく断念しました。
グーグルマップの写真を見る限り、めちゃくちゃ綺麗ですし、良さそうです!!
本当に本当にショックです。本当に行きたかったのです…
どなたか行った方がいらっしゃいましたら、連絡をください。
写真と感想を見せて、聞かせてください。
なので仕方なく、なんにもない高速道路をひたすらに走っていました。
高速道路は、物流の生命線なので、一刻も早く通行止めを解除するべく冠水被害を収める機械と業者が派遣されます。
これから、オーストラリアを旅する方には、僕のような行きたくてもいけない状況に遭って欲しくないのです。
充実したオーストラリアの旅を送って欲しいのです。
夏の北側は、困難を極める、厳しい戦いになるということをご理解いただけたと思います。
別に行くことを止めませんし、否定もしません。ですが、「気力と根気ではどうにもならないことがある」ということを覚えておいてください。
次の章では、冬の北側についてお伝えしていきます。
冬の北側のオーストラリアは楽しみがいっぱい!
冬になると気温や天候が安定します。
気温がだいたい15℃前後で、夜は涼しく、昼は暖かく過ごしやすい日が続きます。
夏では見掛けなかったキャンピングを楽しみ人が増えて、キャンプ場が盛んになります!!
そして、夏の地獄から解放されたこの冬に、行事やイベント事が目白押しとなっています!!
ロデオフェスティバル
田舎の地域では、盛んに行われているイベントになります!
確かに夏では盛り上がらないイベントですね(笑)
牛も人間も夏の暑さで溶けてしまいそうですから、安全に牛に跨げることでしょう(笑)
そんなロデオ見たくないですね(笑)、迫力のかけらもないことでしょう(笑)
そして、冬を代表とする超有名なお祭りがあります!
ブルームの真珠祭り
Broome(ブルーム)は、世界でも有数な真珠の名産地。
真珠は英語でpearl(パール)と言います。しかし、なぜ日本語の「真珠:Shinju」を採用しているのでしょうか?
それは、第二次世界大戦前に遡ります。
日本人が真珠を獲る技術をオーストラリアの方に伝授していたのが始まりです。
日本人の真珠の育て方、獲る技術の高さに圧倒されたオーストラリアの方は、日本の方達から狩猟方法等を学びます。
日本とオーストラリアの方々の努力と協力によって、オーストラリアの真珠は世界的に有名となりました。
しかし、そんな幸せの中第二次世界大戦が勃発します。
そして、日本人は母国のために戦う必要がありましたので、国に帰って兵として職務を全うします。
その出兵した日本人がオーストラリアの地に返ってきたかはわかりませんが、残念ながら答えは明白です。
オーストラリアの方々は諦めることなく、日本人から教わった技術で真珠の生産に力を注いでいきます。
その結果としてオーストラリアにパール有とされるほどに有名になりました。
そして、その技術を教えてもらった日本人を称えるためにお祭り、行事は「Pearl:パール」ではなく、「Shinju: 真珠」と呼ばれるようになりました。
日本人のコミュニティもあるみたいですし、日本語もちらほらと街の中にあり、歴史的建造物も存在するみたいです。日本人の我々としたら、是が非でも行きたい場所です!
少ない例ですが、北側のオーストラリアは冬になると活発になるということを、ご理解頂けたのではないかと思います。
気温も涼しく快適に過ごせて、観光名所、イベントなどが目白押しになる冬を狙って、旅をすることを強くお勧めします!
次の章では、南側についてお伝えしていこうと思います。
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