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自転車でオーストラリア一周!…ナラボー(Nullarbor)完全ガイド。

taka

みなさんこんにちは。夢は生涯自転車の旅人、Takaです。
今まで、北米、南米、ヨーロッパ、オセアニアを自転車で走りました。
この記事は4,5分で読めます。
自転車で世界を旅した経験を活かして、皆様のお役に立てればと思います。

ようこそ!!自転車でオーストラリアを旅しようとしているあなた!!

僕は、あなたが挑戦しようとしている自転車で世界を旅するということを全力で応援します!!

スタート地点はケアンズ、ゴール地点はブリスベンです。

ワーキングホリデービザを使っての滞在でしたので、残りの4カ月ちょっとは、ボランティアや労働のための時間に費やしました!

この経験を活かして、これからオーストラリアを旅をしようと計画しているあなたに、オーストラリアを横断するにあたって避けては通れない道路「ナラボー, エア・ハイウェイ」自転車で走破してみてのリアルな感想を述べていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います!!

道路

ナラボーは西の大都市「パース」と東の大都市「メルボルン」、「シドニー」を繋ぐ南のオーストラリアの地域の一番大切な道路です。
そのため多くのドライバー(乗用車、キャンピングカー、トラック等)が大陸横断をします。

ナラボー (Nullarbor) 、 エア・ハイウェイ (Eyre Hwy )は全長約1,660kmノーズマン (Norseman)から、ポート・オーガスタ (Port Augusta)までの道のことを刺します。

しかし、自転車の旅人に必要なのは、「次の街、村」、「補給地点」のことなので、ノーズマン (Norseman)からピノング (Penong)の約1,130kmになります。

この看板はピノングのGeneral storeと郵便局が合併したお店の前にあります。
自転車の旅人にとってこれほど価値のある写真はないので、絶対に写真に収めてください!!

ピノング (Penong)から約73km走った所にセドゥナ(Ceduna)という街が出てきます。ここからは、二つの道があります、ナラボーをまっすぐ直進ルート、もしくは南の海を沿って走る海岸ルート。

そのため「避けては通れない」ナラボーの道は約1,000kmとちょっとです。

路肩

路肩はほとんどなくて、交通量は多いほうです。
かなり危ない道路であると、僕はそう思います。ナラボーはオーストラリアの危険な道路に5番以内に入る危険な道路だと思います。

それでも、オーストラリアを横断するにはこのルートが避けれない道ですから、本当に困ったもんです…
なぜこの道路が、オーストラリアで自転車旅人の聖地、チャレンジ道路みたいな位置づけにいるのかが全く分かりません。

路肩はこんな感じです。

用意されてる、設けられているとは言い難い広さ、幅ですね。
そして、残念なことにこれが一番路肩が広い場所になります。

そして、気を付けていただきたいのはこの上の写真は「ウエスタンオーストラリア」です。
どういうことかと申しますと、ナラボーは「ウエスタンオーストラリア」と「サウスオーストラリア」の二つの州にまたがっています。
ボーダー(境界)が存在ます。ボーダーだからといって、パスポートの提示とかは必要ないです。
特に何もする必要はありませんが、検疫所(quarantine)があります。

これは何なのかと言いますと、「野菜、果物」の持ち込みができません。
簡単に説明しますと、それぞれの地域で育てた農作物に付着している、虫、バクテリア等が、他の地域に行って農作物を荒らす、破壊することを防ぐ、避けるためです。
もし、あなたが青果物を所持していた場合、ごみ箱に捨てることになります。問答無用で捨てられます
必ず、検疫所にいるスタッフがチェックを行います。
そして、ウエスタンオーストラリアとサウスオーストラリアのボーダーの検疫所は、オーストラリアで一番厳しいとも言われいます。

自転車の旅人がここで引っかかることは、ほぼありえないと思いますので、そこまで気にすることは無いです。
ただ、「野菜とか果物を持ち運べない」、「通る前に食べればいい」、「通る前に調理してしまえばいい」という訳です。
火を通せば問題ありません。

少し話がそれましたが…
こちらがサウスオーストラリアのナラボーの路肩です。

はい。…無いです。(笑)
ウエスタンオーストラリアの道路って有難い、優しいんだなぁと思えますね。
本当にずっとこんな感じです。
(Nundroo付近は、多少は良いです。)

検疫場からピノングまでは約400㎞あります。
約400kmこんな感じです。頑張るしかないです。車が避けてくれることを祈るしかないです。

なので、安全にナラボーを突破するために少しでも生存確率を上げるために蛍光色のベスト等は必ず、着用、もしくは見えるところに設置しましょう!!
安全第一です!!

交通量

交通量はかなり多いほうだと思います。
夕方になると交通量はちょっと減ります。
割合は乗用車4割、キャンピングカー3割、トラック3割。といった感じでしょうか。
そして、忘れてはいけないのはスピードです。
ナラボーの速度制限は110km/hです。恐ろしいです。

車が通るだけでも風で煽られます、こんな大きなトラックが通るときには車体が持っていかれます。
身の危険を感じます。
たまに、あほみたいに巨大なトラックも通ります。

普通に走っているのに中央線をはみ出していますね。(笑)
危ないので必ず、路肩に逃げましょう
こういう巨大なトラックは必ず前か後ろ、もしくは前後に牽引車、警報車がいます。

牽引車のドライバーが声を掛けてくる時もあります。
その場合は、「大きいトラックが来るから、路肩に停めろ」と言っています。
問題を起こさないためにも、従って路肩に寄りましょう。
ちなみに僕は、口論に発展しました(笑)、くれぐれも真似はしないように、お願い致します。

補給地点

ナラボーの補給地点は比較的楽です。一番間隔がある距離は181kmと185kmですが、それを除けば約100kmおきにロードハウス、キャラバンパーク、ガソリンスタンドがあります。
水や食料の心配は全くありません。金額がめちゃくちゃ高いですが…だいたい普段で買っているスーパーマーケットの値段から2倍程、金額が跳ね上がります。

Balladonia Hotel Motel
Caiguna Roadhouse

各ロードハウスの名前にグーグルマップに飛ぶリンクを張っています。

西から東に走る方

ロードハウスNorsemanからの距離前回のロードハウスからの距離
Balladonia Hotel Motel191km
Caiguna Roadhouse372km181km
Cocklebiddy Roadhouse437km65km
Madura Pass Oasis Motel528km90km
Mundrabilla Roadhouse644km116km
Eucla Motel709km65km
Border Village Roadhouse721km12km
Nullarbor Roadhouse906km 185km
Yalata Roadhouse997km91km
Nundroo Hotel Motel1050km52km
Penong (終点)1130km80km

東から西に走る方

ロードハウスPenongからの距離前回のロードハウスからの距離
Nundroo Hotel Motel80km
Yalata Roadhouse132km52km
Nullarbor Roadhouse223km91km
Border Village408km185km
Eucla Motel420km12km
Mundrabilla Roadhouse485km65km
Madura Pass Oasis Motel601km116km
Cocklebiddy Roadhouse691km 90km
Caiguna Roadhouse756km65km
Balladonia Hotel Motel937km181km
Norseman (終点) 1130km191km
Cocklebiddy Roadhouse
Eucla Motel

各ロードハウスには、飲食するところもしっかりあります。
パンはお店のスタッフの方に尋ねれば、売ってくださいます。
ご安心を。(たしか6$とかだったかな?)

肝心の「お水」なのですが、普通に買うと1,5Lが6$とか8$と、とんでもない値段します
恐ろしい値段です…

お水もスタッフに訪ねてください

だいたいのスタッフさんは、「自転車の旅人がナラボーを走って大陸を横断する」ということを理解しています。
結構有名です。
なので、「自転車で旅をしている者なのですが、お水を汲んでくれませんか?」と頼むと、入れてくれる、もしくは、飲み水の蛇口が出るところへ案内してくださいます。
他の蛇口での給水は絶対に止めましょう。本当に飲めません

Mundrabilla
Eucla Mote

本当にない所も存在します。その時は買いましょう。問い詰めるのはやめましょう。
お水は本当に生命線なので、リストアップします。

給水地点リスト

ロードハウスお水
Balladonia Hotel Motel未確認
Caiguna Roadhouse未確認
Cocklebiddy Roadhouse○(2$で10Lで)
Madura Pass Oasis Motel 未確認
Mundrabilla Roadhouse
Eucla Motel
Border Village未確認
Nullarbor Roadhouse〇 (1$で3~5L)
Yalata Roadhouse
Nundroo Hotel Motel未確認
NorsemanとPenongでしっかりと準備しましょう。

とんでもない量のハエがいる

フライネットは必ず用意しましょう!!
じゃないと交通事故のリスクが高まります。
「なんでハエが原因で、車に跳ねられるの?」と思われるかもしれません。

凄い数いるなぁー(笑)、今見ても驚愕よ。もう一人の自転車の旅人の方もしっかりとフライネット着用でございます。

その理由は、運転に支障をきたすからです
数百匹のハエが顔面に纏わりついてきて、集中して漕ぐことができません。
そして、ハエは速度が30km/hであれば平気で追走してきます。
そうです、自転車の速度にぴったり合わせて並走してきます。
逃れることは、「ほぼ不可能」だと思ってください。
自転車の旅人にとってオーストラリアでの縦走は「フライネット」は欠かせないもの。ということを覚えておきましょう。

なので、フライネットを事前に買ってください!(10$ほど?)
僕は、現地のオーストラリアの方から、たまたまもらいました。
譲ってくださる方がいるかもしれません。その時は有無を言わず、お言葉に甘えてもらいましょう!!

僕の顔に大量のハエが付いていることが見えると思います。
これでフライネット無いと考えると、恐ろしいですね…

常に待機しています。後続に控えています。
本当に鬱陶しいです。

ちなみに僕が、ナラボーを渡った時期が、9月23日~10月3日。
冬を過ぎたあたりです。ナラボーのハエは季節関係なく襲ってきます。
もしかしたら、冬真っただ中の6月、7月は少ないかもしれません…
でも日中の気温は、かなり暑いので、纏わりつく容易に想像ができます。

ハエは動物の粘液、血液が好物です。なので、動物の顔(目、鼻、口)に纏わりつきます。

なぜこんなにも、ハエが多いのかというと、動物の死骸です。
主にカンガルーです。あなたはナラボーを走行している間で100匹程カンガルーの死骸を目撃することになると思います。
カンガルー昼行性のため、夜は稼働しません。夜は目が見えないので、夜行性の動物に襲われる可能性があるので、危険を察した際、光、明るい場所を求めます。
その結果として、車のライトを明るい場所と勘違いして、夜に速度110km/hの車体に体当たりして亡くなってしまいます。

カンガルーの死骸が、至る所にあり、ハエを繫殖させる主な原因です。

左のライトが無いです。明らかなカンガルーとの接触。
安らかに。天国に逝かれますように。
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