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自転車でオーストラリア一周!…気を付けるべきことは?

taka

みなさんこんにちは。夢は生涯自転車の旅人、Takaです。
今まで、北米、南米、ヨーロッパ、オセアニアを自転車で走りました。
この記事は4,5分で読めます。
自転車で世界を旅した経験を活かして、皆様のお役に立てればと思います。

ようこそ!!自転車でオーストラリアを旅しようとしているあなた!!

僕は、あなたが挑戦しようとしている自転車で世界を旅するということを全力で応援します!!

スタート地点はケアンズ、ゴール地点はブリスベンです。

ワーキングホリデービザを使っての滞在でしたので、残りの4カ月ちょっとは、ボランティアや労働のための時間に費やしました!

オーストラリアを自転車で一周する上で、なにに気をつければいいのかを、みなさんにお伝えしようと思いますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです!

日焼け

オーストラリアのイメージというと、「燦々と照らす太陽とビーチ」を思い描く人が沢山いるのではないでしょうか?
本当にその通りでして、雨季でない限り、7〜8割太陽が顔を出していて、天気がすこぶる良い国です!
そのおかげがあってか、クイーンズランド州(QLD)は太陽の州( sunshine state )と呼ばれています。

しかし、みなさんはオーストラリアとニュージーランドの上空には「オゾン層が薄い」、ということをご存知でしょうか?

オゾン層が薄いため、紫外線がめちゃくちゃ強いのです。

日本の5倍と言われていたり…

そのため、日焼け止めを塗らない、もしくは服で肌を隠さないと、すぐに日焼けします。
僕は、なにもせずに30分間、自転車を漕いでいたらあっという間に真っ赤になりました。

色黒になるのは構わないのですが、ヒリヒリして、凄く寝にくかったのを覚えています。

まぁ日焼けくらいなら、「どうだっていい」と思う方がいらっしゃると思います。
僕もその1人でして、オーストラリアの冬とかは特になにもせず自転車を走らせていました。

しかし!!これが一番ダメなのです!

理由は、「皮膚癌」です。

僕が現地の人から聞いた話によると、オーストラリアの一番多い病気は太陽光からの、紫外線からの皮膚癌なのです。

そのため、多くの40〜50代の方は、毎年皮膚癌チェックを行なっています。
見つかった場合は、その箇所を切る、といった具合に予防策を講じています。

オーストラリアは白人の方が多いので、モロに攻撃を受けることになるので、常に日焼け止めを塗ったり、服で覆ったりと対策をします。

しかし、アジア系や、ラテン系、はたまた、黒人系の方は、あまり気にしません。
日焼けに強い種族と錯覚して、日焼け対策を行いません。

すると、気づいた時には皮膚癌がかなり侵攻していて、手遅れなんてこともよくある話みたいなのです。

そして、僕の体感では太陽からの紫外線が肌に当たると、倦怠感や疲れをモロに感じます。

今日80km走った割には体がボロボロだなぁ…
向かい風じゃないのに、めちゃくちゃ疲れてるなぁ…

なんて思ったことが何回もありまして、試しに長袖を着用したら、なんともなくなりました。

僕は中南米、南米と走った時は、そういった倦怠感を感じたことはなかったのですが、オーストラリアでは違和感を感じたので、もしかすると…

長時間、紫外線を浴びると起こる現象なんだと思います。
けっこう危険な感じはしました…

なので、自転車でオーストラリア一周を試みている方は、ぜひとも日焼け対策を行なって下さい。
自転車で旅をするとなると昼夜問わず、外にいるはずです。

オーストラリアで生活している方のほとんどは、室内や建物の中、下にいる時間が多いはずです。(農家の方を除いて)
炎天下で過ごす我々は、「短期間だから大丈夫」とは言わず、日焼け対策をしっかり行うことを強くおすすめします。

距離

まずはこちらの画像を見て下さい。

オーストラリアはめちゃくちゃデカいです!

地図で見ると、「オーストラリア一周なんて半年あれば十分だろ。」なんて思えますが、全っっっっくそんなことはなく、1年いて初めて余裕が得られる程に巨大な国です。

国土面積は日本の約5倍。(こっちも5倍なの?w)
にも関わらず、人口は日本の約1/6です。

巨大な国土面積を有しておきながら、人口が全く追いついていません。
そのため、走行していると、「ここから約300kmなにもありません。」

なんて標識、道路がよく出てきます。

なのであらかじめ、どのルートを自分が走って、どこで補給が可能なのかを知っておく必要があります。

じゃないと、水が手に入らなくて、脱水症状に陥ったり、機械類のバッテリーが無くなったりと散々な目に遭います。

冠水被害

国土面積が大き過ぎるが故に、オーストラリアの北の地方と南の地方では、気候が違います。
北の地域のオーストラリアの雨季では、とてつもない大雨が降ります。スコールって表現してもいいと思います。


それが数日続くと、あっという間に冠水道路が起きます。
ほぼ毎年、どこかの道路、地域で冠水被害が出ます。

冠水になっても通ればいい…というレベルではありません。
かなり深いです。

そして、政府はこれを通ることを許してはいないので、封鎖している道路を通ると、罰金や救助費用などを請求されます。
まあ封鎖されていたら、、泳がないと通れないレベルなので、わざわざ突破する人はいないと思うので平気かと思います。

封鎖されたら、完全なる立ち往生です。
高確率で動けなくなります。

物流の関係でメインの高速道路は措置が施されますが、他は「乾くのを待つ」というのが大半です。

その為、「行きたいところ」、「計画していた場所」に行けなくなることがあります。
立ち往生ともなると、費用が嵩みに嵩みます、キャンプ場の利用、食料、インターネットの使用等。

できる限り、旅をスムーズに進めたいとみなさんは思うはずです。
なので、冠水被害が出る夏の北の地域での旅はできるだけ避けることをおすすめします。

こちらの記事にどの季節がベストかを書いていますので、こちらの記事もご一緒にどうぞ。

高速道路

みなさんが自転車でオーストラリアを旅をすると、必ず高速道路を走ることになります。

日本でいう国道、一般道は、オーストラリアの高速道路に当たります。
日本でいう高速道路は、オーストラリアのFree Way に当たります。
(Freeway と名の通り、お金は掛かりませんが、車しか走れなかったりしますし、自転車も走行可能な所もあります。)

気をつけて頂きたいのは、車の大きさです。
交通量も多いのですが、それよりも車体の大きさ、異次元の大きさのトラックがバンバン走ります。

そして、法定速度は110km/hとなっています。

巨大な車が110km/hで通り過ぎると、とてつもない突風があなたを襲い掛かります。
衝撃波と呼んでも過言ではないと思います。

そして路肩も広く用意されていない所がほとんどなので、非常に危険です。
世界中を自転車で旅する猛者は「オーストラリアが1番危険な国」と挙げることもしばしば…

是非とも気をつけて走行して下さい。

こちらの記事に避けるべき高速道路情報を載せております。

ヘルメットを被る

最近では、日本でもヘルメットを被ることを推奨されてきて、多くの方が安全性を高める為にヘルメットを被るようになりました。

しかし、強制、罰金とかはないので(いずれなるかな)まだ被る習慣が付いていない人は、ヘルメットを着用しない人が少なからずいます。

オーストラリアでは、自転車に乗るならばヘルメットはマストです。罰金にあたります。(被っていない人もいたけど笑)
99%の人が被っています。

それだけ頭を守ることが重要、ということが認知されているからですし、なによりあの交通量ですし、大きさですから「罰金刑に触れたくない」という理由より、「身の危険」「◯ぬ!」ということの理由が大いに関わっていると思います。

だからヘルメットを被りましょう!

…って単純な理由だけでは無いです。
もっと大事な理由も存在します。

それは、マグパイという鳥があなたの頭部を攻撃してくることです。

母親鳥が雛を守るために、思いっきり攻撃してきます!

時期は8月から10月です。

そして、それがなぜなのかわかりませんが、「自転車」に乗っている人だけを狙います。
車、歩行者は基本無視です。自転車のみを狙って攻撃してきます。

そのためオーストラリアでは、こんなヘルメットまで販売されています。

(笑)。凄いですよねww

お世辞抜きで、本気で襲い掛かってきます。

もし、ヘルメットを被っていなかったら、頭は血だらけになると思います。
車と鳥から身を守るために、必ずヘルメットを被りましょう。

ダブルジー(Doublegee)

おそらくほとんどの方が初めて耳にしたのではないかと思います。ダブルジーとは植物の名です。
主に砂漠地帯に生えている植物なんですが、これがとんでもないほど尖っていて、痛いのです。
痛いだけならば、ギンピ・ギンピの方が殺傷能力があると思いますが、自転車旅人にとってはダブルジーの方が厄介です。

画質が良くないので、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、刺々しいのはご理解いただけるかな?と思います。

まきびしのような形をしているので、めちゃくちゃタイヤに刺さって、嫌というほどパンクさせられます。

一瞬で前後輪パンクしました。w

あえなく前後チューブ交換しました。
僕は心配性なので予備のチューブを3~4個ほど持っていますので、何とかなりましたが、砂漠地帯でチューブを切らしたらと思うと冷汗が湯水のごとく出てくることでしょう。

対策は…目を凝らす。w
残念ながらこれしかありません。砂漠地帯に行くときは予備のチューブを持つ。
草木を搔き分ける場合は、細心の注意を払って走行する。

特に、レストエリア、広めの路肩で駐車して休憩する時にコイツをよく見かけました。
なので、休憩場、寝床の時、場所に気を払うことを強くおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本人にとって、オーストラリアは自転車で旅行する人気のある国です。
多くの方が挑戦しに行きます。

しかし、期待憧れだけで挑むと、とんでもない、しっぺ返しや、不運な出来事に見舞われます…

多くの方に、オーストラリアの旅を少しでも有意義な物にして頂きたく、この記事を書きました。
少しでも皆様のお力になれれば、嬉しく思います。

他の記事でもオーストラリアに関する記事をたくさん上げていますので、お気軽に立ち寄って下さい!

では、また次の記事でお会いしましょう!!

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